私はタイに赴任して、人生で初めて管理職をしています。
赴任前、日本で働いているときはプログラマーとしてコードを書いている社員でした。
そんな状況の私が感じているタイ人たちの仕事に対する姿勢と雰囲気です。
マイペンラーイ!(大丈夫!気にすんな!)
良くも悪くも、これが大きな特徴。融通が効くし、ギスギスした雰囲気はあまりない。ギスギスさせるとしたらマネージャーで日本人の私。
しかし、キッチリしてほしいところで、大丈夫っしょ!みたいなノリでこられるので、〆るとこはしめないといけない。
就業時間だからって縛られない
日本人にとって就業時間は、仕事優先!だが、タイにはあまりない。
家族、もしくは自分が何時も第一。プライベートであろう電話も出るし、タイ人同士で咎めることもない。
このことに関しては、日本でも家族を第一に大事にするべきだし、大事にできる家族がいることは羨ましく思う。
長い時間、電話しているのならばガミガミ言わざるを得ないが、多くのケースは寛容している。
大きく生産性に影響するようならば指摘する。
腹がへっては仕事はできぬ
日本では就業時間にオヤツ程度のモノならば食べれられるかもしれない。食べられない職場もあるだろう。
しかし、タイ人はボリボリいわせながら食べまくっている。
私は元々、日本でも「なに食べてもいいやん」な感じだったので、どんどん食べて、脳に糖分を補給したれ!といったスタンスである。
早く終わらせたら残りの時間は自分の時間
与えられた仕事が早く片付けられたとき、残った時間はどう使うか?日本人なら、次のタスクを前倒ししたりして時間を使うでしょう。
タイ人は、全員とは言わないが、「空いた時間は自分で作ったのだから自分の時間」といった感じで、SNSしまくっている。
ただ、ちゃんと指示すれば、文句言わずに仕事するので、この問題はマネージャーとして部下のタスク管理能力にかかっている。
家族の時間が大事
日本人として我ながら嫌な感覚なのだが、「休むのは悪」みたいなところが日本には多からず、少なからずあると思う。
しかしタイは「休むのは善」。とくに家族のために休まなければならない時は、休むことにアグレッシブである。
同僚は仲良し
みんな仲良し。まだ10人弱のため、ひとつのグループで成り立っているからかもしれないが。
誰かの誕生日の日には、みんなでケーキをかってきてお昼休みに盛り上がる。
もっとスタッフ数が増えると、グループも複数でき、顔は知っているが名前は知らないといった関係もできてくる。そうなると、また違った雰囲気になるのでしょうか。
ちなみに私も祝ってもらいました。MKでタイスキごちそうになりました。
さいごに
私は日本で管理職をしたことがない。日本人だったら、こうなる、こうする、といった既成概念は、ぼんやりとしか持っていません。
なにしろ、日本での実績がありません。全てやってみるしかない。
また、タイにとって私が働く会社は”外資系”企業ですが、私は頭ごなしに日本の文化・雰囲気を押し付けることはしないようにしています。
もちろん、日本流のほうが良いときは、取り入れます。
一人、離職者がありましたが、それはまた次の機会に書きます。