タイ人スタッフを募集するときに避けては通れない、「面接」
人材紹介会社さんは、色々なアドバイスをしてくれますが、私なりに気をつけている5つを紹介します。
徴兵はパスしたか確認
これは戸籍上男性の応募者に限ったことですが、徴兵をまだパスしていない方の場合、もしかしたら入社後に徴兵に行かなければならない事態に!
その期間、1年。もちろん会社の業務をこなせません。
せっかく採用したのに・・・といった事態にならないためにも、面接時に徴兵をパスしているか確認しましょう。
現に私の会社で入社後、徴兵をパスしていない社員が1年間、抜けることになっています。トホホ・・・
卒業式の日程
新卒、もしくは卒業後2年目の応募者の場合、大学の卒業式に出席する場合があります。
日本の大学の卒業式とは習慣が異なっています。
タイの国立大学の場合、王族の方から卒業証書を受け取るのです。これは学生の一家総出とも言えるぐらいの一大イベントです。
タイの王族の方は、何人もおられません。そのため卒業式の開催時期は大学によって異なります。
日本では決まって3月ですが、タイでは卒業した次年度、そのさらに次年度なんてこともあります。
またリハーサルに出席できないと、本番には出席できません。
リハーサルが何回もあるので、会社を休むこともあるでしょう。
本番の卒業式も早朝から夕方までかかるので、会社を休むことでしょう。
また、ハードな日程なので次の日も休暇が必要でしょう。
なかには出席せずに郵送で卒業証書を受け取るケースもあるようですが、卒業式に参加できなかった場合は来年の卒業式に参加することもあります。
出家の意志確認
男性の場合、新卒でも中途でも、入社前に出家してお坊さんになってくるケースがあります。
そのため内定を出してから、お坊さんになる期間が必要になるので入社可能日まで長くなる可能性があります。
また、入社してから、いつか出家したい。といったケースもありますので把握しておく必要があります。
前の会社の在籍証明
人材紹介会社さんからの紹介された人材であれば、心配はいらないでしょう。
しかし、それ以外からの応募の場合で、転職しようとしている人材は現職、または前職の在籍していたことを証明できるものを提出してもらうと良いと想います。
「マイペンライ」に気をつける
中には非現実的な通勤時間、2時間以上かかるけど平気です、マイペンライ(大丈夫です)!という応募者が時々います。
いくらタイ人でも、後々にマイペンライではなくなります。
通勤時間に限ったことではなく、面接をしていくなかで「マイペンライ」とかえってくる場面が時々あります。
本当に大丈夫なのか確認しても「マイペンライ」とかえってくるので要注意。
さいごに
タイで、タイ人と働くわけですから、「郷に入れば、郷に従え」といった姿勢が大事だと実感しています。
ほかにも注意すべき点はあると想います。タイの文化の一部でもあるので順応するしかないですね。