252名のたくさんの子どもたちの笑顔がみれた、ピースボールアクション・トーナメントinメーソット。
その後、大会前からボールを贈っていて、参加もしてくれた孤児院のひとつ「KM42」にお邪魔してきました。
移民・少数民族問題
タイとミャンマーの国境の町メーソット。
メーソットをはじめ、タイには移民や少数民族が50万人はいると言われています。
しかし、そんな彼らの多くは、国籍や戸籍がないためIDカードがなく、働き口が限られています。
働き口が見つかったとしても、高収入を得られるとは限らず、状況をとても困難です。
この問題は、タイをはじめASEAN全体の問題でもあります。
今回、ピースボールアクションがサッカー大会・教室を開催したメーソットには、ターク県内にある約65の移民学習センターに通う、ミャンマーからの移民や少数民族の子どもたちを対象に開催しました。
大会後、参加してくれたチームのひとつで、孤児院の「KM42」にお邪魔してきました。
ターク県の孤児院「KM42」
今回お邪魔した孤児院「KM42」は、なんらかの理由で親と一緒に住めない子どもたちが共同で生活しています。
昔ながらの建物で、みんな川の字になって寝ているそうです。
教室となっているスペースもあり、定期的に勉強を教えてくれる先生もいるそうです。
ただ、回線速度は本当に遅そうでした。
それでもみんな夢中のようで、ローディング画面に釘付けです。
写真ではあまりわかりませんが、敷地内はけっこう傾斜があります。
それに粘土質の土なので、雨がふってぬれると滑りやすそうです。
ちょっと古いですが、よく修理が施された遊び場もありました。
子どもたちみんなで描いた壁一面の絵。
自由にのびのびと描いていますね。
この建物の壁には、白い絵の具で子どもたちの手形がペタペタと描かれています。
これやったとき、楽しかっただろうな〜
手作りのサッカーコート
生活スペースより少し離れたところに、サッカーコートがあります。
なんと、このコート、手作りだそうです!
竹で周りを囲ってあります。
ここも微妙に傾斜があり、ボールをおくと、転がっていきます。
それでも子どもたちは、毎日ここに集まってサッカーをするそうです。
過去にピースボールアクションからボールを送った時も、このコートでボールを蹴っていたところです。
収入源は1年で8万バーツ
サッカーコートに行くまでの途中に、とうもろこし畑がありました。
この畑は、孤児院が借りている畑だそうです。
採れたとうもろこしを売って、孤児院の運営費にあてているそうですが、1年間で8万バーツにしかならないそうです。
さらに、冬は気温4度まで下がるらしく、凍えるそうで毛布なども足りていないそうです。
おわりに
今まで、漠然とタイで仕事させてもらっている、そのことに対し少しでもタイに貢献できれば。との思いでピースボールアクションの活動にお手伝いをしてきましたが、ボールを送った先の現実を自分の目で確かめることができたことは、とても有意義です。
ボク一人では、できることは限られますが、やらなければやらないと同じ。
なにかできることがあるのなら、少しでもやろう。
ピースボールアクションタイランドFacebookページ
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