バンコク在住の方で、電車で移動中に突如、便意を、しかも大きい方を催してこの世の終わりを感じた方は少なく無いと思います。
私もその一人です。が、今回はMRTルンピニ駅で九死に一生を得ました。
日本とちがって、バンコクの駅には、トイレが公にはありません。
なので、日本では「次の駅のトイレで用を・・・」と思っていいのに、
バンコクでは「次の駅でおりて、トイレありそうなショッピングモールにかけこみ、ていうか営業時間まだやん!あぁ〜、ぷぎゃぁ・・・」
と、まぁ悲惨な目に合うわけです。
ある日、お酒を飲んでMRT地下鉄に乗ったときのことです。
お酒が入ると、高確率でお腹を下すボクですが、この日は電車に乗った瞬間、便意さんがやってきました。
突如やってきた寒気から、これはいわゆる「下痢」だと確信しました。
ちなみに「下痢」は、タイ語では「トンシア」。
シーロム駅からスクンビット方面へ乗りましたが、1駅目のルンピニ駅でトイレを探さないと、ブバーッとなりそうです。
お食事中の方ごめんなさい。ルンピニ駅で下車します。
そんなブバーッとなりそうな肛門を、前例がないほどケツの筋肉をフルでつかって閉じます。
お食事中の方、本当にごめんなさい。
これまでの例では、MRT地下鉄の駅で一度もトイレを貸してもらえず、その時は本気でタイが嫌いになったもんですが、そんなことは今はどうでもいいですね。
一か八か、警備員の方が改札前にいたので、トイレかしてもらえるか聞いてみました。
「ホ、ホぉンナーム・・・・てぃ、ティーナイぃぃぃぃ」
正しいタイ語は「ホンナーム・ティーナイ・カップ」
(トイレはどこでしょうか?)
ここで重要なのが顔。
「マジ緊急、勘弁して」感を全面に出します。
「マジこいつスましてやがる」みたいな顔だと、こんな余裕があるやつは緊急じゃないと思われ、トイレがかしてもらえないかもしれません。
そして、この世の終わり状態で見た、一筋の光。
警備員さんがトイレを教えてくれた!
トイレーーーーーーーーーーーーー!!!!!
トイレかしてくれて、本当に感謝です。
タイが大好きです。
もう一歩遅かったらと思うと、ゾッとします。
このトイレは、職員用のトイレでしょうか。
とてもキレイなトイレで、トイレ紙もあり、手洗い用の液体石鹸もありました。
日本ではトイレは当たり前のようにつかえますが、本当は物凄くありがたいことですね。
気持よく、また電車に乗れました。
ちなみに、「マジもれそう」をタイ語で伝えたいときは、
「トンシア・ガタンハン!チュアイ・ドゥアイ・カップ!!!」
皆様、便意にはお気をつけください。
気をつけても止まりませんが。