バラ100本の花束でプロポーズ。
その後、何日か花瓶に入れて飾っていました。その後、調子に乗ってバラ風呂にしてみたのですが、思い描いていたキラキラな光景はなく、そこには腐敗臭にも似た香りと、虚しさがありました。
先日、こんな感じでプロポーズしたわけですが、
バラ100本も買ったことも持ったことも、ましてやプレゼントしたことも初めてなので、当分の間飾っていました。
花瓶に入れて飾っていましたが、しぼれてきました。
バラを最後まで、バラを余すところなく味わうべく、
バラ風呂を夢見て、花びらをちぎれるだけ、ちぎっていきます。
コンビニのビニール袋に集めました。
おかしいな。バラ100本分の花びらなのに、生活感がすごい。
花びらをちぎった日は、予想以上に花びらをちぎるのに時間がかかったので、シャワーだけして寝ることにしました。
そのまま置いておくと、さらに枯れそうだったので、冷凍庫に入れました。
パンを冷凍していたのですが、まさかパンも隣で冷凍されようとしているモノはバラ100本分の花びらだとは思ってもみないでしょう。
さて、次の日、冷凍庫から出した花びらは、やはり生活感をまとっています。
アップでみると、氷点下の世界で粉々にされる直前のバラみたいです。
いつも思うのですが、なんで寒さアピールをするときはバラを粉々にするんですかね。
ドMなのかな。
そんなドM疑惑のバラの花びらをバスタブに入れました。
既に嫌な予感はしてました。
いい匂いしない。
むしろ、なんか臭い。
きっと、お湯をはると、バラの何かが「ファッ」ってするに違いないと思い、お湯がはれるのを待ちます。
明らかに「臭い」
日本から持ってきていた温泉の粉があったので、入れてみましたがほとんど効果がありません。
「バラ風呂ウェーイ!」って大学生みたいな感じになるはずが、
海で泳いでいたら、ゴミが流れついているとこに来ちゃった。みたいでした。
早々と、お湯を抜き、風呂に残ったのは、
ぐちゃぐちゃでビチャビチャな、バラの花びら。
しぼってみると、血のようにあふれでるバラ汁。
「バラ汁」って言葉を使うのは最初で最後にしたいです。
豚バラ肉でとったダシみたいですね。
中途半端に溜まったバラ汁が、またなんとも言えない虚無感を演出してくれました。
何が楽しいのかわからないバラ風呂でした。