2016年5月、タイ東北の都市ウボンラチャタニで、タイ式の結婚式を挙げてきました。
朝4時に起床し、新郎も化粧。
おはようございます。カナオです。朝4時です。
初っ端からアラサー男のむさくるしい画像ですいません。
2016年5月某日、僕たちのタイでの結婚式の朝です。
タイ式の結婚式を紹介しながら振り返ってみます。
新婦であるタイ人嫁は一足先に、メイクしに美容室的なところへ行っています。
僕も身支度をして、美容室的なところへ行きます。
衣装は借りたのですが、袖がどうみても足りてません。
袖が足りていないことについては、ジャケットを上に着るし、タイだし、スルーしました。
お義母さんに、美容室へ連れていってもらいました。
まだあたりは暗い中、美容室に着いたのですが、
一気に目が冷めました。
タイ人嫁が先に化粧していたのですが、僕もシレっと化粧されました。
先に美容室をあとにしたのですが、外はもう明るくなっています。
明るいところで自分の顔をみると、
・・・
オカマかよ。
化粧いらないだろ。
会場に到着し、最後の準備。
まだ太陽が上りきる前、会場につきました。
朝の段階ですが、暑さで化粧が落ちそうです。
朝陽に照らされている建物がとても荘厳な雰囲気です。
披露宴をするフロアも準備が完了しているようです。
二階へあがる階段も飾り付けられています。
二階は主にタイ式結婚の儀式をするフロアです。
いよいよタイ式の結婚式が始まります。
タイのお坊さんによる読経と托鉢
タイ式の結婚式は、お坊さんたちによる読経から始まります。
開始時刻は7:09。タイでは9が縁起の良い数字なので、わざわざ9分開始にするのが一般的だそうです。
読経が終わったら、托鉢(タンブン・タックバーッ)です。
参列者もお坊さん達へ渡すお供え物を入れていきます。
皆さんがタンブンしている間、暑くて僕の化粧が浮いてきました。
お供え物一式を、それぞれお坊さんにわたします。
嫁は女性なので、お坊さんに触れてはいけません。よって僕の腕に手をそえます。
次に、新郎がコップに入った水を皿にゆっくり注ぎます。
注いでいる間に、お経が読まれます。
読経が終わり、竹串のようなものを束ねたもので水がまかれます。
お清めみたいな意味だそうです。
参列者にもピャッピャッとしていきます。
お清めにて、お坊さんによる儀式が終了です。
僕たちは、この時はじめて参列者の方たちに挨拶しました。
一段落して、皆さんと写真を撮ったりする時間がありました。
天気がよくて、とてもイイ日に結婚式ができました。
暑くて、このとき既に僕の化粧は落ちきりました。
「結婚させてくださーい!」な儀式
お坊さんによる儀式は終わりましたが、まだまだ儀式は続きます。
さっきまで一緒にいた新郎新婦でしたが、一転離れ離れになり、新郎が「結婚させてくださーい!」というテイで、新婦のところへ行く儀式が始まります。
タイ人嫁、二階で待っています。
新郎一行は「ホーイヨイヨーーーッ!!!ヒィーーーッ!!」と奇声を発して行進します(笑)
貢物も持っていくのですが、バナナの木、サトウキビの株があります。
バナナは一本の木からたくさん実がなることから、子沢山。
サトウキビは苦労などなく甘い生活になるように。などといった験担ぎだそうです。
次は、新郎が通せんぼされる儀式が始まります。
花嫁の友人たちによる通せんぼ!!
さあ、ここがタイ人女性と、タイ式の結婚式をする男性が一番の山場になるところでしょう!
新婦の待つ二階へ行くには、新婦の友人たちによる通せんぼがあります!
さっきまで仲良くお喋りしてたのに!(笑)
飾り付けられた階段は、ほとんどこの儀式のためと思わざるを得ません。
クイズが出されたり、歌って!とか、踊って!とか、OKが出るまで通してくれません。
割りとガチで(笑)
で、OKだとしても、寸志を渡すというのがお決まりだそうです。
幸いにも新婦の友人たちは日本語スピーカーばかりで、ほとんど日本語で通せんぼしてくれました(笑)
新婦のどこが好き?とか新婦の得意な料理は何?といったクイズが出されました。
最後は、新婦の両親へ結婚の承諾をもらいに行ったときのタイ語の挨拶を言う、という問題でした。
まだその時のセリフを覚えていたので無事に通過しました。
タイ人彼女の両親に結婚の挨拶にウボンへ行ったら、予想外に伝統的な儀式だった!
最後に、足を水で清めてもらって突破です!
結納金とゴールドを渡して指輪交換
通せんぼを突破して、新婦の両親へ貢物をわたします。
日本では婚約の際に結納金を新婦側へわたす文化がありますが、タイにも結納金に似たような文化があります。
タイでは結納金に似たようなお金とゴールドを、結婚式の際に貢物としてわたします。
司会の人が「こんなにあるでぇ〜」みたいな感じでうまいこと言ってくれます。(たぶん)
結納金の金額や、ゴールドのグレードは各家庭や地域によって様々なようです。
僕たちの場合は、新婦に歳のちかい従姉が結婚した際の金額に合わせました。
結婚式が終わってからですが、僕たちの場合は結納金から結婚式にかかった費用を引いた分を夫婦に頂きました。
次は、指輪交換です。
指輪はバンコクで買ったものです。
バンコクで結婚指輪はいくら?ジュエリー店を巡り巡って、サイアム・パラゴンのKaratで結婚指輪を購入しました。
指輪交換が終わったら、結納金とゴールドをかかえて、一旦退場です。
この時、新婦の両親は重そうに担いで行くのが鉄板だそうです。
そして、椅子のレイアウトが変えられ、親族の方からお祝いの言葉をいただきます。年長者からの順番です。
頭がつながって、手に水をかけてもらう
いよいよ結婚式の終盤となりました。
これから二人がつながっているように、頭につながった輪っかをかぶります。
おでこになんか塗られます。インド仏教由来だそうです。
タイ式結婚式、二人の最終型です。
参列されている皆さん全員から、手に水をかけてもらいます。
ソンクランみたいですね。
最後は手がふやけました(笑)
披露宴がはじまる
二階での儀式が全て終わり、一階で披露宴です。
簡単に最初だけタイ語でスピーチしました。タイ人嫁が日本語スピーカーなので助かりました。
日本の結婚披露宴に比べて気楽な雰囲気でした。
タイ人嫁の両親も楽しそうです。
各々のタイミングで解散
スピーチなどのセレモニーが終わったら、自由解散です。
こんなところも日本と比べると気楽でいいですね。
まだ歌い足りない人は自由に続けています(笑)
これにて、タイ式の結婚式がお披楽喜です。
最後はツーショットの写真を撮ってもらったりしました。
天気に恵まれ、恵まれすぎてとても暑かったですが、お陰様で無事にタイで結婚式を挙げることができました。
協力して頂いた方々、遠い日本やバンコクからウボンに遠路遥々参列して頂いた方々、皆さんがいないと実現できない結婚式でした。
皆さま本当にありがとうございます!
この記事が、今からタイと日本の国際結婚をして、タイ式の結婚式をされる方の参考になればいいなと思います。
チョークディー!
この5ヶ月後、日本で神前結婚式をしました。また記事にしてアップする予定ですのでお楽しみに!