バンコクでサプライズプロポーズを決行しました!
自分の部屋を飾り付けて、100本のバラの花束と一緒にプロポーズした結果・・・
彼女とのこれまで
ボクにはタイ人の彼女がいます。
馴れ初めについては、他の機会に紹介しますが、交際して1年以上が経ち、同棲もしていて、お互いの両親にも会いに行っています。
追記(馴れ初めについて記事書きました)
【実録】嘘みたいな本当にあった出会い!タイ人嫁との馴れ初めを大公開!超アグレッシブな逆ナンパから始まった!
お互いに、結婚は意識していましたが、プロポーズをするまで本当に自分たちは結婚するのかハッキリせずにいました。
プロポーズ1週間前は、彼女からのプロポーズを催促しているかのようなアクションがありました。
(後から分かりましたが、彼女はそんなつもりはなかったらしい)
例えば、
「私は日本で仕事探そうかな」
「日本でどんな生活できるのかな」
「パスポート更新しなきゃな」
「家族や親戚に結婚はいつするのか聞かれた」
「日本だったら、猫が飼える家に住みたいね」などなど。
さらに、会社のタイ人スタッフの結婚式に行く予定があったので、
「タイの結婚式ちゃんと見ておいてね」など。
これ完全にフラグ立ってるやん。
(結局、全くプロポーズしてほしいつもりで言っていなかったらしい)
彼女とはいろいろケンカもしましたし、これからもすると思いますが、一緒に人生を歩んでいける自信もついてきていたので、ここはプロポーズして男としてケジメをつけることにしました。
作戦を考える
どうプロポーズすべきか。
それは結婚するカップルによって違いますし、結局プロポーズしなかった夫婦もいるかと思います。
タイ人だからとか、タイ人じゃないからとか、日本人だからとか、国籍による女性が喜ぶ傾向とかを抜きにして、ロマンチックにやったらんならん!と決めました。
ロマンチックじゃなくて失敗することはあるかもしれませんが、
ロマンチックすぎて失敗することは、ないでしょう?
しかし、彼女とは同棲していますし、週末もほとんど一緒にいます。
彼女はサプライズが好きなので、ロマンチックなサプライズプロポーズなら絶対成功すると思いました。
普段、プロポーズに合うような雰囲気のいいレストランに誘ったことがないので、誘った時点で感ずかれてハードルが上がるので、断念。
いろいろ考えた結果、なんでもない日に彼女が家に帰ってきたときにサプライズすることにしました。
彼女は、ジムでコーチをつけて運動しているので、その間の1時間で部屋を飾り付けることにしました。
作戦のプラン
仕事は半日お休みをいただき、朝は普段通りに会社に行きました。
- 13:00 シーロム出発
会社終わり次第、メッセージカード買う
- 13:30 花市場(パコーンタラート)着
バラ100本の花束を買ってラッピングしてもらい、飾り付け用の花束3つほど買う。滞在時間30分。
- 14:00 花市場(パコーンタラート)出発
- 14:30 自宅に一旦もどる
荷物を置いて再度出かける。
- 15:00 ホアイクアンの風船ショップ着
風船30個+デコレーション用をいくつか買う。滞在時間30分。
- 15:30 自宅に帰ってきて準備をすすめる
彼女が帰ってくる前に、メッセージカードを書いてポストに入れておく。
荷物を全部もって駐車場で準備を続ける。
主に風船を膨らませたりする。彼女がジムに行くまで約2時間の作業時間あり。
- 17:30 彼女の仕事終わる
- 18:00〜19:00 彼女がジムで運動してる
この間に部屋の飾り付けなどして準備する。玄関のドアにサプライズの開始のメッセージカードとポストの鍵を貼り付ける。
- 19:10 彼女が部屋にもどってくる
一旦、ポストに仕掛けてあるメッセージカードを取りに行くように誘導する。
- 19:30 またもどってくる
バラ100本の花束と一緒にプロポーズする!
シーロムで買い出し
職場がシーロムなので、まずは、仕事が終わり次第、メッセージカードやテープなどを買います。
プロポーズに合ったメッセージカードが全く見つからなくて、かなり焦りました。
だれかの結婚をお祝いする、ウェディングカードはたくさんあっても、求婚するカードはひとつもありません。
求婚するために、こうやって駆け回ってる自分はまるで、メス鳥にアピールする準備しているオス鳥みたいで、生物はこうやって命をつないでいくんだな。と勝手にドキュメンタリーの主人公になった気分でした。
花市場でバラ100本の花束を買う
バンコクの花市場、パコーンタラートでバラ100本の花束と、きれいな花束いくつかを買いに行きます。
シーロムから地下鉄MRTに乗ってフアランポーン駅に来ました。
フアランポーン駅からパコーンタラートまでは、いっつも渋滞しているので、時間節約のためにもバイクタクシー(バイタク)を利用します。
ヘルメが超絶ダサイ。
フアランポーン駅からバイタクで約10分。
花市場、パコーンタラートにつきました。
ここで買えない花はないぐらいの勢いです。
バラもたくさん売られていて、100本のバラの花束で求婚したい男性諸氏には、なんとも頼りがいのある市場です。
一世一代のプロポーズなので、ケチらず最安値のバラよりランクが上のものを選びました。
実際、お花素人のボクでもわかるのですが、最安値のバラは小ぶりだったり傷んでいたりします。
ラッピングもお願いしてやってもらいましたが、予想以上に丁寧に時間をかけてラッピングしてもらえました。
最初は、バラの花びらを一輪ずつちぎりはじめていて、
「やべぇ、タイ語で”ラッピング”って、花びらだけちぎることなのかよ!?罰ゲームじゃねぇかよ!」
なんて思ったりしましたが、結局ちぎっていたのは花びらの傷んでいたところを丁寧に一輪ずつ選定してくれていたのでした。
しかし、ラッピングに時間がかかったので、その間に他の花屋さんも見てまわっていると、
さらに立派なバラを見つけてしまいます。
「バラしょぼくない?安いバラにしたの?最低!」
とか言われたらどうしようとか、無駄に焦りました。
ラッピングができあがってきた100本のバラの花束は、丁寧に選定されていたので、とてもきれいでしたので、安心のバラの花束でした。
他の花束も無事に購入し、荷物がたくさんあるのでタクシーでフアランポーン駅まで戻ります。
しかしバラ100本の花束なんて持ったこともないので、ものすごくモジモジします。
タクシーに乗り込んでしまえば、タクシーの運ちゃん以外の人目は気にならなくなるので、しばし休憩できる時間でした。
いやぁ、バイタクとうってかわって、ダサいヘルメもかぶらなくていいし、クーラーで冷え冷えだし、超快適〜
と思った矢先・・・渋滞やん。
さらに予定より遅れましたが、フアランポーン駅に到着し、地下鉄に乗ります。
地下鉄にはセキュリティーチェックのゲートがあるのですが、ゲートがビーッとなります。
真の「両手に花」のボクは、セキュリティスタッフのタイ人おばちゃんに止められます。
何を言われるのかと思ったら、
バラの花束を指さして「スアイマーク!(とてもきれいね!)」と言われセキュリティゲートをスルー。
このおばちゃんは、後にかなり精神的な助けになりました。
見知らぬおばちゃんにもキレイと言ってもらえる花束なんだから、プロポーズ成功しないわけがないと思えました。
その後、電車内でも注目を集めるバラ100本の花束をもった男。
恥ずかしかったけど、セキュリティのおばちゃんのおかげで若干気が楽でした。
でもちゃんと荷物チェックしてね。
風船を買いに行く
さて、一旦自宅に戻り、花束と荷物を置いて風船を買いにいきます。
作戦直前ギリギリまで、風船をどこで買えるのか迷いました。
シーロムコンプレックスにもあるパティ―グッズのお店にもいくつか風船がありましたが、品ぞろえが良くなかったので断念。
ヤワラートなら何でもあるだろうと思っていましたが、あの混沌としたエリアを、どこに風船が売っているのかわからないのに彷徨うのは、時間を浪費してしまいます。
そこでホアイクアンにあるらしい風船ショップに賭けることにしました。
正直、下見ぐらいはしておくべきだったと思いますが、なにせ彼女とは同棲しているので、一人行動は怪しまれます。
ガチンコ一発勝負のプロポーズ。
絶対に失敗できない1日。
そんなことを自分に言い聞かせながら、地下鉄MRTホアイクアン駅から、スマホで地図を見ながら行ったことのない風船ショップへ向かいます。
こんなタイローカル100%の路地を入っていき、目当ての風船ショップは、一見ただのタウンハウスに風船がちょちょっと飾ってある程度。
「マジ、これ風船ショップかな・・・・入り口に猫首輪つけられて寝てるし・・・・猫かわいい」
とか思いながら恐る恐る入店。
無事ちゃんとした風船ショップでした。
買いたかった風船も、無事に全部購入することができました。
予定から45分ほど遅れているので、急いで再度自宅へむかいます。
一旦、彼女が帰ってくるので隠れて用意
彼女が帰ってくるのはおそらく17:30ごろ。
そのまえに何事もなかったかのように、一旦荷物を抱えて隠れる必要があります。
ちょっと時間があったので、ベッドに飾り付ける予行練習をしてみましたが、
ちっともイメージできませんでした。
さらに、バラの花束以外に、2つ大きな束を買ってきたので、あらかじめ花瓶にいれて家具の影にかくしておきました。
彼女が家に帰ってきてからジムに行くまでの間、一旦部屋から撤収します。
部屋の中の様子をリアルタイムで知れるように、スカイプでビデオ通話をつなぎっぱなしにしてみました。
しかし、途中でとぎれたので断念せざるを得ませんでした。
これに焦って後に大事なものを忘れます。
駐車場に移動して風船をふくらませる工程に移ります。
風船は合計約40個を膨らませます。
前もってダイソーで買っておいた空気入れ(60バーツ)でシュコシュコ入れていきますが、傍から見たら変態だろうなって感じでした。
もう最後のほうになると、指の握力はなくなってブルブルしてます。
予定より早く膨らまし終えて、ちょっと余裕ができました。
大きいゴミ袋5つ分になりました。
時間に余裕ができたので、作戦プランを頭のなかでおさらいします。
ジムに行ったであろう時間に部屋に戻り、
部屋をかざりつけ、
帰りをまち、
バラ100本の花束を渡して、プロポーズする!
バラ100本の花束!
バラ100本の花束・・・・
バラ100本・・・・
バラ・・・・
部屋に忘れてる!!!!!!!!
一番大事なものを忘れている!
スカイプが途切れたのに焦って、キッチンにおきっぱなしにしていまいました。
しかも、割りと部屋の目につくところ。
彼女には秘密で用意したプロポーズの最重要アイテム、バラ100本の花束を忘れるなどorz
「あぁ、もう今日のプロポーズ大作戦おしまいや。」
「あのバラの花束は、他に理由つけてプレゼントするか?」
「バラ100本の花束をプレゼントする理由なんてプロポーズ以外ないやろ」
「どっちにしろ、また会社休んで出直しや。」
「この膨らました風船どうしたらいいがよ」
「プロポーズするのバレて、グダグダなプロポーズになって、一生、最悪のプロポーズだったと末代まで語り継がれるだろうな・・・・」
などなど、いろいろ最悪のケースを考えました。
よりによって、ここ最近で一番の大ボケをかましたのが、大事なプロポーズの時となりました。
彼女がジムに行っている1時間の間にスタンバイ
部屋に戻ると、そこにはちゃんとした、どこからどうみてもバラの花束がありました。
「こんなんバレるにきまってる・・・・」
そう思いましたが、気持ちを切り替えていくしかありません。
幸いにも(?)彼女は時々、注意力の「ちゅ」の字もない時があるので、それが今きているはずと思うことにしました。
淡々と、用意してきた風船などを何事もなかったことのように、飾り付けを始めます。
「MARRY ME」と風船で文字を作ります。
間違えて「MERRY MA」にならないように何回も確認しました。
「M」がどうしても、人の下半身にしか見えなくて、ちょっと気持ちがやわらぎました。
思い描いていた通りの100%にはなりませんでしたが、なんとか予定通り、部屋の飾り付けはできました。
そして、いよいよ帰ってきた彼女。
覗き窓から、覗いている変態みたいなボク。
どうやら、バラの花束があったことはバレてはなさそうな感じで、ドアの前に貼ってあるメッセージカードを読む!
そして、書いてある指示通りにポストをチェックしにいった彼女。
まだ油断はできませんが、いよいよ次に部屋に戻ってくるときは大本番!
ベッドルームにスタンバイし、プロポーズの言葉を練習します。
もうガッチガチに緊張して、サワガニみたいに口の中が泡だらけ。
ワキ汗は滝のごとし。
プロポーズしようと決意したときは、99%の自信と1%の不安でしたが、
直前になって、1%の自信と99%の不安!
そんな状況になったことなど関係なく、ついに再度帰ってきた彼女!
開く玄関のドア!
(ベッドルームまでにはもう1つドアをあけなくてはいけません。)
「ねぇ?どこにいるの?」
ついにプロポーズの時が来る!
ガッチガチに緊張しながらも、こうやっていつもしない自撮りをかなりしているんだから、実はそんなに自分は緊張していないんだと言い聞かせます。
そして開くベッドルームへのドア!!!!!
覚えていたプロポーズの言葉が、ぶっ飛んだ!!!!
走馬灯のようにプロポーズが成功するか自問自答が始まります。
本当に部屋でプロポーズでよかったのだろうか?
プロポーズの場所は毎年の結婚記念日に来れるところにしたいのに!とか言われた終了や。
この飾りつけでよかったのだろうか?
しょぼくないか?
もっと時間かければよかったかな?
そもそも俺と国際結婚してくれるかな?
バラ100本の花束しょぼくないか?
MERRYとMARRYどっちが正しいか知らんがな!
「M」は人の下半身にしか見えねぇ!
俺、こんな自撮りで写真撮ったの初めてだけど、いいのかよ!
そして姿を表した彼女!!!!
ついにプロポーズ!
サプライズ・プロポーズ大成功!
「結婚しよう!」
これまで、いろいろ考えたプロポーズの言葉。
今までの自分たちにあったことや、これからも一緒にいようだとか、そんな長いセリフなどは緊張しすぎて、きれいさっぱり吹っ飛びました。
バラ100本の花束も部屋に置き忘れていたし、ド直球で行くしかないとの思いもありました。
彼女はしばらく固まっていて、この状況を理解するのに時間がかかったようです。
固まっている間、ほんの数秒だったのかもしれませんが、ボクにはあの時間は数分・数十分・1時間以上にも感じました。
そして手の震えている彼女の答えは、
「うん」
彼女の目から汗が出ていました。
緊張の糸がぶっちぎれたボクも、目から汗が出ました。
プロポーズ後とこれから
どうやら、キッチンに堂々と忘れていたバラの花束は、素で気がついていなかったそう。
注意力散漫の神様ありがとう。
今住んでいるこの部屋は賃貸物件なので、将来の結婚記念日にまた訪れることが困難です。
なので、プロポーズした後、出会って初めての頃に行ったレストランなどに行って、結婚記念日に訪れられる場所を確保しました。
彼女は、100本のバラの花束が嬉しかったらしく、その夜出かけたときに花束を持って出かけました。
けっこう重いので、ちょっと大変でしたし、すれ違う人に見られている感がハンパなかったです。
さて、これから彼女のご両親に改めてご挨拶に行ってきます。
これまで、何回か会っているので、「結婚は許さん!」という状況にはならないはずです。
実は、プロポーズ当日に彼女が歓喜しすぎて、彼女の母親にビデオ通話で連絡しました。
しかし、彼女の父上には直接会ってご報告したいので、「絶対お父さんにはまだ秘密!」にしてもらいました。
翌朝、
彼女の母親からのビデオ電話。
何事もなかったかのように
「お父さんに、言っちゃった。(テヘペロ)」
ヤバイ。
しかし、彼女の父上は「安心した」そうで、電話で言ってくれるだけでも構わないとのこと。
いやしかし、そこは直接伺いにいかねばならないので、行ってきます。
「娘さんと、結婚させてください」
これをタイ語で言ってきます。
既にもう口の中が乾いてきます。
さて、これから国際結婚の手続きや、結婚式などやることがたくさんあります。
彼女(妻)も、このブログは以前より応援してくれているので、国際結婚を実際にやってみて分かったアレコレを、これから紹介していきます。
お楽しみに。
追記
彼女のご両親へご挨拶に行ってきました。
タイ人彼女の両親に結婚の挨拶にウボンへ行ったら、予想外に伝統的な儀式だった!