母親からの手紙、受け取ったことありますか?
メールやチャット、ビデオ電話が普及した現代では、なかなか手紙を書いたり受け取ったりする機会は少なくなったはずです。
先日、国際結婚の手続きを終えたのですが、その際に日本からタイへ戸籍謄本を母親に送ってもらいました。その時、手紙が同封されていました。
手紙は、母親から僕宛と、タイ人嫁宛の二通ありました。
タイ人嫁へは、息子(僕)のプロポーズを受けてくれたことへ感謝と、これから幸せな家庭を築いていけるようにといった内容でした。
僕宛の手紙は、母親がこれまでの結婚生活の苦労がにじみ出る内容でした。
気持ちだけではすまない・・・
書き出しは、プロポーズをうけてもらえてよかったですね。と、なごやかムードでしたが、
次の段落から、、、
結婚となると本人同士の気持ちだけではすまない問題も生じてきます
ヘビーかよ。
プロポーズ成功して、これから新婚リア充モードに少なからず突入しようとしていた時に、それを阻止。
「新婚キャピキャピ」は短いことを悟らさせてくれました。
絆が強くないと乗りきれない・・・
ヘビーな内容はさらに続きます。
二人の絆がよほど強くないと乗りきれない壁もあり
・・・おかあちゃん、苦労したんやな。
今まで父親の愚痴ばかりで、母親の愚痴や苦労話はあまり聞いていませんでしたが、この一文で全てを察しました。
さまざまなリスクを・・・
まだまだヘビーな内容は続きます。
さまざまなリスクを認識し、何事も二人で相談して、
・・・おかあちゃん、おとうちゃんと喧嘩たくさんしたんやな。
「なんで言ってくれなかったのよ!」
「勝手に決める前に相談しないの?!」
両親が喧嘩するシーンを容易に想像できます。
これからは僕一人の人生ではなく、タイ人嫁と二人三脚で生きていくことを改めて認識しました。
勝手に車やバイク買っちゃダメだな。しみじみ。
両眼閉じるまで・・・
そして、最後の段落は、
二人が、両眼閉じるまで仲良くハッピーな人生で暮らせることを祈っています。
ここまで達筆で難しい日本語を多用してきておきながら、「ハッピー」。
しかし、「両眼閉じるまで」には、これまで「彼女」だった女性が、死ぬまで添い遂げなければならない「生涯の伴侶」となったことを改めて認識させてくれました。
さいごに
この手紙を受け取った後、国際結婚の手続きをすすめていましたが、早速それが絆を試される壁でした。
そのときは、「このことかいな。」と予習してきた気分でした(笑)
幸いにも両親は、両眼閉じるどころか、痴話ケンカしながら健在です。
できるだけ親孝行しようと思います。